漆について
山中塗りについて
源流は、約450年前、天正年間に挽物師が越前より、加賀の国大聖寺川上流に移住し、その技術が山中温泉に伝わったころに始まります。
江戸時代には各地より名工を招き、栗色塗りに次いで朱溜塗りを創め、蒔絵の技術も発達し、今日の山中漆器の基礎がつくられました。
▲漆掻きの様子です。漆は漆の木を削って出てくる樹液を採取したものです。
漆器作りの道具について
▲木地・・・・・ろくろ・小刀・かんなでけずってつくります
▲下地・・・・・桧・あて・てぃしゃの木で、へらを作り使用します
▲研ぎ・・・・・砥石と炭を使い研ぎます
▲上塗り・・・・・若い女の子の黒髪で作った刷毛がよいとされています。
▲蒔絵・・・・・船ねずみの毛の筆がよいとされています